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ブロイラーの飼育数ランキングベスト5~愛知県は〇位~

私たちの生活に欠かせない食材である鶏は、日本各地で飼育されています。
中でも、“ブロイラー”は非常に飼育数が多く、各家庭で頻繁に食べられています。
今回は、ブロイラーの概要とあわせて、飼育数が多い都道府県をランキング形式で紹介していきたいと思います。
興味がある方はぜひご覧ください。

ブロイラーの概要

ブロイラーとは、肉用鶏の一品種で、飼育日数が約40~60日と短期間の鶏を指しています。
短期生産を目的としていることから、若鶏と呼ばれることもあります。
また、ブロイラーが短期生産を目的としている理由は、少しでも早く大きく育てた鶏を流通させることで、市場が活発になることが挙げられます。
エサを増やしたり、日射時間を延ばしたりすることで、通常の鶏よりも30日ほど早く成鶏にまで成長し、スーパーなどで販売されている食用鶏についても、そのほとんどをブロイラーが占めています。

ちなみに、日本におけるブロイラーの飼養戸数は2,160戸で、飼養羽数は1億3,965万8,000羽、1戸あたり64,700羽となっています(令和3年2月1日時点)。

参考:畜産統計

ブロイラーの飼育数ランキングベスト5

最新のデータによると、ブロイラーの飼育数が多い都道府県ランキングベスト5は、以下の通りです。

第1位:宮崎県
第2位:鹿児島県
第3位:岩手県
第4位:青森県
第5位:北海道

では、それぞれの県の特徴について、もう少し詳しく見てみましょう。

参考:農林水産省 畜産統計調査

第5位:北海道

ブロイラーの飼育数ランキング第5位は北海道で、飼養戸数は9戸、飼養羽数は508万7,000羽、1戸あたり56万5,200羽です。
飼育戸数は極めて少ないものの、各養鶏場で数多くのブロイラーが飼育されているのがわかります。
ちなみに、北海道では純吟赤鶏、中札内田舎どり、北海純吟鶏など、数々の銘柄鶏も飼育されていて、どれも食べ応えのある美味しい鶏です。

第4位:青森県

ブロイラーの飼育数ランキング第4位は青森県です。
飼養戸数は64戸、飼養羽数は708万7,000羽、1戸あたり11万700羽です。
青森県も、それほど養鶏場の数は多くありませんが、総飼育羽数は5位の北海道を大きく上回ります。
また、青森県には、五穀味鶏やめぐみどりといった銘柄鶏もあり、ブロイラー以外でいうと特産地鶏の青森シャモロックが有名です。

第3位:岩手県

ブロイラーの飼育数ランキング第3位は岩手県です。
飼養戸数は315戸、飼養羽数は2,260万羽、1戸あたり71,700羽です。
養鶏場の数が多いのが特徴であり、飼育羽数も東北地方ではもっとも多いです。
特に、県北地域は岩手県の中でも最大のブロイラー産地であり、こちらは全国シェアの4割ほどを占めています。
また、岩手県の県北地域でブロイラー産業が盛んである背景には、こちらのエリアの環境があります。
二戸地域は山間地で平場が少なく、養鶏業が山間地に鶏舎を建て、飼育するのに向いています。
その上、近接する八戸市内には国内有数の飼料コンビナートがあり、安価に飼料供給ができます。
ちなみに、岩手県では、ブロイラー養鶏業に着目した養鶏農家、雑穀問屋などが事業に参入し、一体となって振興に取り組んでいます。
こちらも、ブロイラー飼育数が多い理由の1つです。

第2位:鹿児島県

ブロイラーの飼育数ランキング第2位は鹿児島県で、飼養戸数は381戸、飼養羽数は2,708万5,000羽、1戸あたり71,100羽です。
鹿児島は、肉用牛や豚とあわせて、ブロイラーも数多く飼育されていて、全国最大の畜産物供給地として有名です。
鹿児島県は、シラス等の火山灰性不良土壌が広く分布し、大消費地から遠いなど、販売に不利な面がありながらも、温暖な気候、広大な畑地などの特性を生かし、ブロイラーを中心とした畜産業を展開しています。
ちなみに、鹿児島県では、ブロイラーだけでなく日本最大地鶏の1つである薩摩地鶏も飼育されています。
肉は甘みと弾力があり、色合いが優れているのも特徴です。

第1位:宮崎県

ブロイラーの飼育数ランキング第1位は宮崎県で、飼養戸数は443戸、飼養羽数は2,801万2,000羽、1戸あたり63,200羽です。
宮崎県では、都城市や日向市東郷町を中心に、広く県内でブロイラーが飼育されていて、飼育羽数だけでなく、飼育戸数も全国トップを誇ります。
年間を通して温暖な気候に恵まれた自然豊かな地域であることから、鹿児島県と同じく、牛や豚などの畜産物も多く飼育されています。
また、西日本エリアにおけるブロイラーの多くは、宮崎県もしくは鹿児島県で飼育されたものであり、これら2県が西日本の食を支えていると言っても過言ではありません。
ちなみに、宮崎県といえば、全国的に有名な地鶏のみやざき地頭鶏(じとっこ)も有名です。
こちらは、在来の地鶏である地頭鶏を改良して育てられたブランド地鶏で、適度な歯ごたえやコクがあり、炭火焼きなどでよく食べられています。

愛知県は何位?

日本三大地鶏の1つである名古屋コーチンを飼育している愛知県は、ブロイラーの飼育量も多いと思われがちですが、実際は全体の25位と中間くらいに位置しています。
飼養戸数は11戸、飼養羽数は85万羽、1戸あたり77,300羽です。
ちなみに、愛知県はその昔、全国トップクラスの養鶏飼育数を誇っていたエリアです。
そのため、食文化だけでなく、養鶏の歴史やノウハウも根付いていることから、鶏とは非常に縁の深い都道府県だと言えます。

まとめ

ここまで、全国のブロイラー飼育数ランキングベスト5を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
さんわグループでは秋田県の比内地鶏、鹿児島県の薩摩地鶏と並び、日本三大地鶏の1つに数えられる名古屋コーチンを飼育しています。
鶏三和のオンラインショップでは、さんわグループの農場で飼育した名古屋コーチンの精肉手羽煮焼鳥串その他の惣菜を販売しています。
どの商品も美味しさや鮮度、安全性にはこだわっているため、気になる方はぜひお買い求めください。

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