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手羽先と手羽元の違い

スーパーや精肉店など見かける鶏の手羽先、手羽元は、もも肉やむね肉と並び、料理に使用されることの多い人気の部位です。
では、皆さんは手羽先と手羽元の違いについてご存知でしょうか?
今回は、それぞれの部位の特徴や、どういった点が異なるのかを中心に解説します。

手羽先の概要

手羽先は、鶏の翼における先端部分の部位であり、クの字に曲がったような形状をしています。
付いている肉は少なめですが、たっぷりと含まれているコラーゲン量に注目されています。
また、適度な脂肪や旨味があり、美味しい出汁を取ることができます。

手羽元の概要

手羽元は、鶏の翼の付け根に近い部位であり、骨が太く、手羽先よりも多く肉が付いています。
別名ウイングスティックとも呼ばれ、肉質は柔らかく、程良い弾力があります。
また、脂肪分は手羽先と比べて控えめで、そのぶん味も少し淡泊なのが特徴です。

手羽先と手羽元の違い5選

手羽先と手羽元には、主に以下のような違いがあります。

・部位
・肉質
・骨の数
・向いている料理
・価格

部位

当然のことですが、手羽先と手羽元は部位が異なります。
先ほども少し触れましたが、手羽先は鶏の翼の先端であり、人間に例えると肘から指先までの部位を指しています。
一方、手羽元は人間に例えると、肩から肘までの部位です。

肉質

手羽先と手羽元は、肉質にも大きな違いがあります。
手羽先は、皮が付いている分ゼラチン質や脂肪が多く、引き締まった肉質をしています。
一方、手羽元は手羽先に比べてむね肉に近い部位であるため、脂肪が少なく、あっさりしています。

骨の数

手羽先と手羽元は、骨の数や太さも異なります。
手羽先を食べる際には、肉の部分だけを取り除いたり、そのままかぶりついたりと、さまざまな方法で骨を避けますが、最終的に出てくる骨の本数は2本です。
また、これらの骨は比較的細めです。
一方、手羽元から肉の部分をそぎ落とすと、残るのは1本の大きな骨です。
ちなみに、そのままではサイズの大きい手羽元も、事前に骨を外せば使いやすいサイズになります。
具体的には、手羽元の皮面を下にしてまな板に置き、皮面と反対方向の肉をつまんで、手羽元の根元から包丁を入れ、骨に沿ってそぎ落とします。
反対側にも同じように包丁を入れることにより、キレイに肉部分だけを外すことができます。

向いている料理

手羽先と手羽元は、それぞれ異なる肉質をしていることから、向いている料理にも違いがあります。
手羽先は適度に脂肪があり、骨周りの旨味は濃厚であるため、揚げ物に向いています。
例えば、唐揚げにして塩胡椒で味付けしたものや、甘辛いたれで味付けしたものなどは、一般家庭でもよく作られる人気の料理です。
手羽元は脂肪が少なく、肉も多く付いていますが、手羽先よりも肉質が淡泊です。煮込み料理にすることで、骨から身がホロリと落ちて食べやすくなります。大根などの野菜と煮込んだり、他にはカレーやスープなどの具材としても適しています。

価格

手羽先と手羽元が並んでいるのをスーパー、精肉店などで見たことがある方はお気付きかと思いますが、一般的に、手羽先よりも手羽元の方が安く販売されていることが多いです。
手羽元は肉が多く付いているものの、手羽先に比べてジューシーさに欠けるため、需要が低く、販売価格の違いにつながっています。

手羽中について

手羽先と手羽元は、同じ鶏の翼の一部ではありますが、数々の異なる点があります。
また、スーパーや精肉店では、これらと似たようなもので手羽中という部位が販売されていることもあります。
手羽中は、正確にいうと手羽先の一部です。
手羽先の先端にある、尖った肉の少ない部分を切り落としたもので、シンプルな形状で調理しやすいのが特徴です。揚げ物や炒め物、煮物など、さまざまな料理に活用することができます。
また、手羽中をさらに縦半分にカットした手羽中ハーフが販売されていることもあります。鶏のスペアリブという名称で販売されている肉は、こちらの手羽中であるケースが多いです。

手羽先を使ったさんわのおすすめ商品

さんわでは、手羽先を使用したおすすめ商品をいくつか取り扱っています。
中でも特におすすめなのは、以下の2商品です。

手羽煮
手羽唐

さんわの手羽煮

さんわの手羽煮は、昭和32年、名古屋駅の地下街に開店した『若鶏のさんわ』から、長年愛され続けているロングセラー商品です。
厚釜でじっくりと煮込んだ手羽先は、骨から簡単に身が外れるほど柔らかく、含まれたコラーゲンが溶けだしています。
さんわの手羽煮4種詰合せ』を購入していただければ、名古屋コーチンの手羽煮(醤油味)、通常の手羽煮(醤油味、味噌味、黒胡椒味)をそれぞれ味わっていただくことが可能です。
醤油味は、オーソドックスな甘辛い味付けで、もっとも人気があります。
一方、豆味噌を効かせた味噌味は独特なコクがあり、名古屋らしさを感じられる一品に仕上がっています。

さんわの手羽唐

さんわの手羽唐は、揚げ調理済の手羽先と、甘辛いタレ・ごま・スパイスをセットにした、ご家庭で簡単に手羽先唐揚げをお楽しみいただける商品です。
「鶏専門店こだわりの味を、日本中の皆さんに味わっていただきたい」「ご家庭でも簡単な調理方法で、なおかつ名古屋で食べるものと変わらない味を楽しんでいただきたい」という思いで製造しています。
一口食べると、ジュワッとした食感を堪能でき、大人からお子様まで、幅広い世代で人気の商品です。

まとめ

ここまで、鶏の手羽先、手羽元の違いを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
記事内でも紹介させていただいた通り、さんわでは鶏の手羽煮手羽唐など、手羽先を使用した魅力的な商品を多数取り扱っています。
キロ単位の大容量パックも販売していますので、気になる方はぜひオンラインショップの商品一覧をご確認ください。

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