鶏びあ
手羽中はどこの部位?~手羽中の特徴について解説~
鶏肉といえば、もも肉やむね肉といった骨なしの部位が一般的ですが、中には骨付きで販売されているものもあります。
また、代表的な骨付きの部位には“手羽”があり、こちらに分類される1つが、今回解説する“手羽中”です。
ここからは、手羽中の特徴やその他の骨付きの部位との違いなどを解説します。
手羽中の概要
手羽中は、手羽先の関節から先の部分を取り除いた部位です。
よく動かす部位であるため、適度に肉質は締まっていて、骨に付いた肉には旨みがあります。
また、形がシンプルであるため調理がしやすく、店舗などでは手羽中をさらに縦半分に切った“手羽中ハーフ”が使用されることも多いです。
ちなみに、“スペアリブ”という部位をスーパーなどで見かけることもあるかと思いますが、こちらは鶏の場合、手羽中のことを指しています。
スペアリブというと、一般的にはアバラの肉を指しますが、骨付き肉のイメージからか、鶏の場合は手羽中がこれに該当します。
手羽先や手羽元との違いは?
骨付きで販売される手羽には、手羽中以外にも“手羽先”と“手羽元”があります。
手羽先は、腕から羽の先端部分を指す部位で、皮がしっかりついている分、ゼラチン質や脂肪が多く、味にコクがあります。
代表的な調理法は唐揚げであり、その濃厚な旨みから、出汁として使用されることも少なくありません。
また、手羽元は羽の付け根に近い部位であり、骨が太く、脂肪が少ないのが特徴です。
淡泊な味わいであり、比較的安価で販売されています。
ただし、手羽先や手羽中に比べ、火が通るのに若干時間がかかることから、トマト煮やカレーの具などに入れて食べられることが多いです。
手羽中の下処理方法について
市販の手羽中を調理する際は、少し面倒かもしれませんが、下処理をしておくべきです。
そのまま調理すると、独特の臭みが気になることがあるため、ザルに手羽中を並べ、熱湯を回しかけておきましょう。
これだけで、ニオイが気にならなくなります。
また、手羽先の状態で購入し、手羽先の先端部分と手羽中に切り分けたい場合は、まず関節と関節のちょうど真ん中あたり、横から触ると凹んでいる部分に包丁を入れます。
こちらをピンポイントで狙って切れば、力を入れなくても、簡単に2つにすることが可能です。
次に、手羽中を2つに切り分けます。
手羽中には骨が2本あるため、それらの間に包丁を入れると、スムーズに切り離すことが可能です。
このような手順で切り分けると、最後は手羽先の先端部分、2分割された手羽中という3つに分かれ、それぞれ骨が1本ずつになるため、とても食べやすいです。
ちなみに、包丁ではうまく下処理ができないという方は、キッチンバサミを使用してください。
キッチンバサミであれば、多少切る位置がずれたとしても、ザクザクと切り分けることができます。
手羽中の味の特徴&おすすめの調理法
手羽中は手羽先、手羽元の良いところを取ったような部位で、適度に脂が乗っていて、骨付き肉のジューシーさを感じることができます。
また、手羽中は煮物や炒め物、唐揚げなど、幅広く活用することができ、骨離れが良く食べやすいため、子ども用のおかずにもピッタリです。
ちなみに、手羽中の肉の一部を骨から剥がし、残った部分の肉を覆うように丸めると、チューリップの形をつくることができます。
手羽中のおすすめ簡単レシピ
ここからは、比較的簡単に作ることができる手羽中のおすすめレシピをいくつか紹介します。
少しでも手羽中料理のレパートリーを増やしたいという方は、ぜひ参考にしてください。
手羽中の塩焼き 柚子風味
まず紹介するのは、手羽中の塩焼き 柚子風味です。
柚子の香りと酸味が美味しい塩焼きで、ビールや日本酒との相性は抜群です。
材料(2~3人分)
・手羽中 12~15本
・柚子 1個
・塩コショウ 適量
作り方
①柚子をよく洗い、1/2個分の皮を薄く剥いで細切りにします。
②柚子の果汁を1個分絞ります(大さじ1杯程度)。
③フライパンを熱し、中火で手羽中を皮の方から焼きます。
④皮に焼き目がついたら返し、火が通るまで焼きます。
⑤強めに塩コショウをし、柚子の皮と果汁を加え、さらに炒めます。
⑥器に盛れば完成です。
作り方のポイントは、手羽中を全面に焼き目がつくようにしっかり焼くことです。
また、塩コショウを強めに振ると、柚子の果汁がより引き立つようになります。
手羽中の甘辛煮
続いて紹介するのは、手羽中の甘辛煮です。
こちらのおつまみにはピッタリの一品です。
材料(2人分)
・手羽中 10本
・サラダ油 小さじ1/2
●水 100cc
●醤油 大さじ1
●砂糖 大さじ1
●酒 大さじ1
●みりん 大さじ1/2
●生姜スライス 1枚
・練りからし 適量
作り方
①フライパンに油を熱し、手羽中を強火で焼き、表面に軽く焦げ目をつけます。
②フライパンの油をサッとペーパータオルで拭き取ります。
③●を加えて煮立て、煮立ったら沸々するくらいの弱火にし、途中で転がしながらゆっくり煮詰めます。
④煮汁がほとんどなくなり、照りが出たら火を止めます。
⑤器に盛り、練りからしを添えれば完成です。
煮汁に手羽中が浸かるように、小さいフライパンで作るのがポイントです。
手羽中のスパイス唐揚げ
最後に紹介するのは、手羽中のスパイス唐揚げです。
材料(4人分)
●クミンシード 小さじ2
●クミン 小さじ2強
●コリアンダー 小さじ1
●ターメリック 小さじ1/2
●パプリカパウダー 小さじ1
●カルダモンパウダー 小さじ1/2
●塩 小さじ1
●ニンニク 1片
●生姜 1片
●醤油 大さじ3
●酒 大さじ2
・手羽中 500~600g
・サラダ油 適量
・片栗粉 適量
作り方
①ビニール袋に手羽中と●を入れて揉みこみ、1時間程度冷蔵庫で寝かせます。
②手羽中をビニール袋から取り出し、片栗粉をまぶします。
③時折回しながらサラダ油で揚げます。
④器に盛って完成です。
スパイスさえ用意できれば、自宅で簡単に作ることができるエスニックな唐揚げです。
また、塩麴を入れると、より手羽中が柔らかく仕上がります。
まとめ
ここまで、魅力溢れる骨付きの部位・手羽中について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
鶏三和のオンラインショップでは、手羽中を含んだ手羽先のお惣菜をいくつか販売しております。
特におすすめなのが、名古屋コーチン、国産若鶏の手羽先をじっくり煮込んだ“さんわの手羽煮4種詰め合わせ”です。
電子レンジまたは湯煎ですぐに調理できるため、ぜひお買い求めください。
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